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あなたの家は大丈夫?漏電が起きやすい環境

電気まわり全般

電気を安全に使う上で注意すべき代表的なトラブルが「漏電」です。特に湿気が多い住宅や古い建物、共同住宅の共用部などは漏電が発生しやすく、火災や感電といった重大事故につながるリスクがあります。ここでは、漏電が起きやすい住宅の特徴と、事前にできるチェック項目について詳しく解説します。

漏電が起きやすい環境の特徴とは

1.湿気の多い場所(浴室・キッチン)

浴室やキッチンなどの湿度が高い場所では、配線やコンセントの絶縁体が劣化しやすく、絶縁抵抗値が低下して漏電につながります。特に古い住宅では防湿処理が不十分なケースが多く注意が必要です。

  1. 1.浴室やキッチン周辺:
    水蒸気や結露がコンセント・照明器具に侵入しやすい。
  2. 2.北側の部屋:
    湿度が高く、配線の被覆が劣化しやすい。
  3. 3.古い換気設備しかない家:
    湿気が滞留し、絶縁抵抗が低下するリスク増。

4.家電製品の使用環境が過酷な住宅

延長コードやたこ足配線を複数使用し長期間つけっぱなしにしたり、外で使う電動工具やポンプを雨ざらしの状態で使用する行為も漏電のリスクを高めます。

3.築年数が古い住宅

築30年以上の住宅では、ビニール絶縁電線の硬化やひび割れが進みやすく、漏電リスクが高まります。また、分電盤が旧規格のままだと漏電遮断器(ELB)が設置されていない場合があり、万一の時に自動遮断されず重大事故を招く可能性があります。

4.共同住宅の共用部

マンションやアパートの共用照明・受電設備は劣化が進んでも気づきにくく、入居者全体に影響を及ぼす漏電事故につながりかねません。

漏電を誘発する外部要因

上記の他にも外部要因が原因で漏電を起こすケースもあります。

  1. 1.気候要因:
    梅雨時や結露の発生は絶縁性能を著しく低下させます。
  2. 2.害獣被害:
    ネズミによる配線かじりは、被覆がむき出しになり漏電の直接原因となります。
  3. 3.落雷・サージ電流:
    屋外配線に高電圧が流れ、絶縁破壊を起こすことがあります。

今すぐ確認したい項目

日常生活では気づきにくい小さな異常も、やがて大きな事故につながる可能性があります。そのため、住まいの状態を定期的に確認することが重要です。以下に示すチェック項目を参考に、漏電の予兆を早めに察知し、安心して暮らせる環境を整えましょう。

  1. ・コンセントやスイッチ周辺に焦げ跡・変色がないか
  2. ・使用していないのにブレーカーが頻繁に落ちないか
  3. ・分電盤に漏電遮断器(ELB)が設置されているか
  4. ・屋外配線・アースの腐食や断線がないか

まとめ

漏電が起きやすい住宅には「湿気が多い」「配線や設備が古い」「防水・防湿対策が不十分」「共同住宅の共用部が劣化」「家電を酷使している」という共通点があります。これらに該当する住宅は、日常のチェックに加えて、定期的に電気工事士による点検を受けることが安心につながります。

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