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感震ブレーカーとは何か

電気まわり全般

地震の多い日本において、住宅火災の大きな原因のひとつが「通電火災」であることはあまり知られていません。
地震による直接的な倒壊よりも、地震後に再送電された電気が引き金となって発生する火災の方が被害を拡大させてきた事例は数多く存在します。

こうした二次災害を防ぐために注目されているのが、感震ブレーカーです。

なぜ今、感震ブレーカーが注目されているのか

近年、国や自治体は「住宅火災の抑制」を防災政策の重要課題として位置付けています。
特に高齢化が進む住宅地では、地震後に即座に対応できない世帯が多く、感震ブレーカーが“最後の安全装置”として注目されています。

実際に、多くの自治体で

  1. 設置費用の補助
  2. 取り付け支援

といった制度が進められており、社会的にも必要性が認識されつつあります。

感震ブレーカーとは何か

感震ブレーカーとは、一定以上の地震動を感知すると自動的に電気を遮断する装置です。
通常のブレーカーが「過電流」や「漏電」に反応するのに対し、感震ブレーカーは地震の揺れそのものをトリガーに作動します。

主な役割

  1. 地震発生時の通電火災を防止
  2. 避難中・不在時の電気火災を未然に防ぐ
  3. 消防活動・避難活動の安全性を高める

言い換えれば、地震が起きた瞬間に“家全体の電源を安全に止めるための装置”です。

なぜ感震ブレーカーが必要なのか

大地震後、電力が復旧したタイミングで発生する火災を「通電火災」と呼びます。通電火災という見えにくいリスクに対処するため感震ブレーカーは非常に大きな効果を発揮します。
通電火災は以下のような状態で起こります。

  1. 損傷した電線・コンセントからの発火
  2. 家具の下敷きになったコードのショート
  3. 水濡れした家電への再通電

実際、過去の大地震では火災原因の6〜7割が電気に起因していたと報告されています。
これは、火の元を消して避難しても、電気だけは自動的に復旧してしまうという構造的な問題によるものです。

感震ブレーカーはどのように作動するのか

感震ブレーカーには主に次の3タイプがあります。

① 分電盤内蔵型

住宅の分電盤に組み込まれ、地震動を感知すると主幹ブレーカーを遮断。
最も信頼性が高く、住宅全体を確実に保護します。

② 後付け型(分電盤設置型)

既存分電盤に追加するタイプ。
比較的導入しやすく、リフォームや後付け工事にも対応可能。

③ コンセント型・簡易型

コンセントに差し込んで使用するタイプ。
設置は簡単だが、保護範囲は限定的で、家全体の電源遮断はできません。

感震ブレーカーの仕組み

感震ブレーカーは、以下のような仕組みで動作します。

  1. 内部の加速度センサーが地震動を検知
  2. 設定された震度(一般的に震度5強相当)を超えると作動
  3. 機械的または電気的にブレーカーを遮断
  4. 復電は手動で行うため、誤作動による危険を防止

この「自動遮断・手動復帰」という設計思想が、感震ブレーカーの安全性を支えています。

「備え」ではなく「標準装備」へ

これからの住宅防災において、感震ブレーカーは「あると安心」ではなく、
「備えておくべき標準装備」へと位置づけが変わりつつあります。

電気は生活に不可欠である一方、災害時には最も危険な要素にもなります。
そのリスクを最小限に抑えるための現実的かつ有効な手段が、感震ブレーカーです。

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